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前回の記事の続き。
友人の学級参観の振り返りの後半を載せる。

5 出るときは出る。言うときは言う。

以下、4つ具体を示す。

①朝の会において。みんなからの連絡の際。

→「○○さんの方を向いていますね?」

②道徳の時間。ビデオを見ているとき。

→「お話しないで見ます。友達の考えを邪魔してはダメです」

③算数の時間。がやがやして集中が欠けてきたとき。

→「全員起立。1・2・3!」

「はい、座ります」

「あー、しゃべっちゃったね。もう一度。全員起立。1・2・3!」

「はい、座ります。気持ちを切り替えてね」

④算数の時間。丸付けをする子の声が大きいとき。

→「丸付け屋さん。呼び込みの『いらっしゃいませ』の声、いらないよ。集中しよう」

 4で「ほめる」ことについて書いたが、もちろんほめるばかりではない。正しくない行動があったときは、教師が出て、ピシッと言っていた。特に感銘を受けたのは③。○○さんは、「静かにしなさい」「うるさいです」というのではなく、「立たせて座らせる」という方法をとった。ダイレクトに注意する以外の方法には、どんなものがあるか。それを考え、引き出しを増やしていきたい。

6 教師の立ち振る舞い

以下、6つ具体を示す。

①子どもを呼び捨てにしない。「~~さん」と呼んでいる。

②服装がちゃんとしている。シャツイン。

③教師のかもし出す雰囲気が、おだやか。落ち着きを感じる。

④休み時間、子どもたちと手遊びで遊んでいた。

⑤6班の女の子。班の中でのトラブルがあったとき、すぐに廊下に呼び、話を聞いていた。

 「話してくれて、ありがとう」と伝え、その後、班全員を呼び、話をしていた。

⑥算数の時間。○○さんが泣いていたとき、「どうしたの?」とすぐに話を聞いた。

 「教師が最大の教室環境」という言葉がある。○○さんの立ち振る舞いは、とてもよい教室環境であった。これまで○○さんの学級のビデオを見ていて、○○さんの学級の子どもたちは、「人なつっこく、全力を出そうというパワーがありつつ、細部まで丁寧で礼儀正しい」というイメージがあった。そういう子どもたちになっている最大の要因は、○○さんの立ち振る舞い。子どもたちは、○○さんの一挙手一投足をよく見ているのだ。改めて、「教師の在り方」の大切さを実感した。

7 子ども同士の関わり

以下、9つ具体を示す。

①朝と休み時間に、友達同士でオセロやトランプなどをしていた。

②健康観察で、「となりの人を見ていてあげてね」

③朝の歌が終わったとき。音楽係が、よかったところを伝えていた。

④漢字ドリルをするとき。「間違えやすいところはどこ?おとなりと話してごらん」

⑤授業中、誰かが発表したとき。「みんな、反応してあげて」

⑥算数の時間。分度器を使って角を書くとき。「となりの人ができているか、見てあげて」

⑦算数の時間。「全部終わったら、帽子をかぶって、友達の丸付けをしてあげて」

⑧英語の時間。「テッテッテッテッテレパシー」「ネームチェンジ」「チクタクボーン」「好きなもの」

 これら全てが、友達と楽しく関われるアクティビティ。

⑨国語の時間。号車ごとに丸読み。「この号車で、だれのどこがよかった?」

 とにかく様々な活動を通して、子ども同士の関わりが多い。その関わりは、かなりがんばらないとできないことではなく、ちょっとがんばればできることである。この時期は、軽い関わりの量を増やし、「友達と関わることを『快』と感じさせる」ということをねらっていると感じた。



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by hidede0225 | 2018-04-29 08:04 | クラスのいろいろ

先日、友人の学級を参観させてもらった。
以下のような振り返りを書き、友人に送った。
長いので、今日は前半部分をここに載せる。

1 一つ一つの言葉かけが、「しつこくない」「サラッとしている」。

以下、5つ具体を示す。
①朝の会において。学級だよりを配った際。

→「『はい、どうぞ』と『ありがとう』が言えた人?」と聞いて、挙手させる。これだけである。

②朝の会において。学級だよりを読み終わった際。

→「立ちます」「学級だよりをしまったら、座ります」これだけである。

③朝の会において。教師が3つ話をした際。

→「3つ話をしました。3つとも言える人?2つなら言える人?1つなら言える人?1つも言えない人?」と、特に言葉をはさまずサッと確認。

→「3つとも言える人、言ってください」と言って、教師が話したことを子どもに1つずつ言ってもらった。その際、「よく聞いていましたね」これだけである。

④漢字ドリルの学習において。書き終わった子から、先生に見せるために1列に並ぶ。待ち時間があるので、教室はにぎやかになる。

→「しゃべっている人、起立」「しずかにできるようになったら、座ります」これだけである。

それにしても「しゃべっている人、起立」と言われて、素直に立つ子たちもすごい。

⑤授業において。チャイムが鳴り、あいさつが終わった際。

→「授業の準備ができている人、手を挙げて」これだけである。

 とにかく、○○さんの言葉かけは、「しつこくない」「サラッとしている」のだ。ネチネチしていない。責める感じもしない。端的で、スッキリしている。リズムよく、サッと終わる。聞いていて、とても心地よかった。それはきっと子どもたちも同じであろう。

もし私なら、できていない子やしていない子をチクリと責める言葉を言ったり、「よさ」や「価値」を繰り返し語ったりするところである。しかし、それを毎回続けられると、子どもたちとしてはどうか。「うっとうしい」「またか」「わかってるよ」「しつこい」と感じることもあるだろう。特に高学年では、そういう指導を繰り返した先の、TCの関係性はどうなるか。「指導は繰り返しが大切」というが、どのように「繰り返す」のかをよく考えていかなくてはならない。

2 この時期だからこそ、「事前指導」と「フィードバック」

以下、5つ具体を示す。
①英語の時間。「テッテッテッテッテレパシー」のやり方を説明した後。

→「これからやってもらうんだけど、気を付けなければいけないことは何?」

子どもたちから、「男女でもやる」「走らない」「無視しない」「強くたたかない」などのポイントを引き出す。

②英語の時間。「What do youlike?」の2人組での会話が終わった後。

→「何人に聞けた?」「意外なものあった?」「おもしろいものはあった?」と、子どもたちにフィードバックを促す。

③算数の時間の終わり。

→「この学習はどうでしたか。自分で態度面の点数をつけてみて?」と聞く。

「3点の人?」「2点の人?」「1点の人?」と手を挙げさせ、その理由を答えさせる。

④道徳の時間の終わり。

→「授業のまとめ」を書いたら、まずはペアで交流。その後、全体でシェア。

⑤朝の会の「先生のお話」の7点チェック。これも一種の「フィードバック」。

 先日、○○さんから、「最近は、あまり『事前指導』と『フィードバック』をしなくなってきている」と話があったが、やはりそれは時期が大きく関係している。

4月は、土台を築く時期。この時期だからこそ、「事前指導」と「フィードバック」をたくさん入れていた。その際、「子どもたちに考えさせ、子どもたちの言葉で出させる。足りない場合は、教師が補足する」というのが効果的であると改めて感じた。

3 うまくいかないときの「フォローの技術」

以下、2つ具体を示す。

①英語の時間。「チクタクボーン」が終わった後。

→「こういうゲームは、間違いが楽しいんだよね」

「間違えたとき、そうやって笑えばいいんだね」

「間違えても責めずに、みんなで笑っていればいいね」

②算数の時間。「1+1=2」を使っての、フォローの反応練習。

→「間違えたときやうまくいかなかったときの反応が大切なんだよ」

「みんなに『えー』とか言われると、勇気がくじかれることってあるでしょ?」

 生活していると、楽しいことやうまくいくことばかりではない。むしろ、間違えたりうまくいかなかったりすることの方が多いぐらいである。しかし、そういうことに耐性がついていない子もいる。また、間違えたりうまくいかなかったりした子に対して、周りの子たちがどういう態度や言葉かけができるかが、クラスの雰囲気を左右する。

 今回、具体の通り、英語の時間と算数の時間に、うまくいかないときの「フォローの技術」を子どもたちに伝えていた。こうしたことを意識させることにより、安心感が深まり、どんどん全力を出すことができるようになってくるであろう。

4 「ほめ言葉」で子どもたちを伸ばす

以下、6つ具体を示す。

①国語の時間において。「丸読み」をしているとき。

→「○○さん、そのまま立っていて」「教科書の持ち方と、立ち方が、とてもすばらしいですね」

②算数の時間において。フィードバックの最後に。

→「自分が終わった後、自分も周りももっと賢くなるように行動できたところがよかったですね」

③朝の会の「先生のお話」において。「先生が話したことは何?」と聞いた後。

→「よく聞いていましたね」

④朝の会の「健康観察」において。

→「笑顔が素敵ですね」「手の挙げ方がいいですね」「自分の殻を破りましたね」

⑤朝の会の「班ごとの返事」において。

→「6班、いつもいいですね」

⑥挙手した子を当てるとき。

→「ピシッと手が挙がっている…○○くん!」

 とにかく○○さんはよくほめる。「ほめる」ということで、子どもたちを望ましい方向に価値づけし、伸ばそうとしている。「ほめ方」も、1でも書いたが、しつこくなくサラッとしている。とても心地よい。聞いていて、ストンと心に落ちる。それはきっと子どもたちも同じであろう。


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by hidede0225 | 2018-04-26 08:08 | クラスのいろいろ

うれしかったなあ。

先日、教授に提出するレポートのデータ収集のために、勤務校に行った。

すると、昨年度担任した子に、たまたま会うことができた。

思わずかけよって行って、話をした。

いやー、うれしかったなあ。
話をしていて、なんだか涙が出そうになった。

今は現場を離れて貴重な経験をさせてもらっているけれど、また現場に戻って、子どもたちと過ごしたいな。

その子と話して、元気をもらった。
よし、がんばろう。


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by hidede0225 | 2018-04-23 08:02 | 自分のいろいろ

先日、ある出版社の方から連絡があり、書籍執筆のご依頼をいただいた。

前回は「授業づくり」に関する書籍だったが、今回は「学級づくり」に関する書籍である。

こうしてご依頼をいただいたことは、とても光栄である。
しかし、大きな責任とプレッシャーを感じたことも確かである。

書籍を手に取られた方々の学級づくりの参考となるように。
依頼をしてくださった方の思いに応えるために。

「頼まれごとは、試されごと」
精一杯取り組みたい。


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by hidede0225 | 2018-04-20 08:02 | 本のいろいろ

友人の学級を参観

明日は、友人の学級を参観する。
とてもお世話になっている方で、いつも刺激と影響を受けている。

その友人のこの時期の学級を参観したくて、無理を言ってお願いした。
この時期は、まだ学級が始まったばかり。
あまり固まっていない。
ということは、どんなふうに子どもたちに指導・支援しているのかを見るチャンスである。

いやー、とても楽しみ。

現場を離れているこの機会に、「この先生の学級を見てみたい!」と思っていた方々に、参観をお願いしてみよう。


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by hidede0225 | 2018-04-18 08:09 | 自分のいろいろ

先日の記事を書いた後、
「『子どもの見取りプリント』は、どのようなものですか?」
という質問をいただいた。

以下に、私が使っているものを載せておく。
私が使いやすいように作ったものなので、これはあくまで参考。

ご自身の使いやすいようにアレンジしていってほしい。

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by hidede0225 | 2018-04-16 08:04 | クラスのいろいろ

私は、学級経営において、一人一人の子どもを「見取る」ということを強く意識している。
「森を見て、木を見ない」という言葉の通り、意識しないと、どうしても「集団」ばかり見てしまう傾向があるからである。

一人一人の子どもの「見取り」を進めるために、「子どもの見取りプリント」を作っている。
毎日、放課後に5分でも10分でも時間を作り、一人一人の子どものよさやがんばりをこのプリントに書き込んでいる。
放課後ではなく、その時・その場でメモすることもある。

この「子どもの見取りプリント」を毎日書くことで、子どものよさやがんばりを発見しようという「見取る意識」が高まる。

しかし、全員に書こうとしても、「こちらの見取り不足で書けない子」がいる。
そういう場合は、次の日に特にその子をよく見るように意識している。

「1週間の中で、全員に1つは書く」といった「見取り目標」を決めるのも一つの手。
書いた内容は、個人面談・懇談会・成績の所見などでも役立つ。


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by hidede0225 | 2018-04-14 08:06 | クラスのいろいろ

先日、「授業力&学級経営力」誌(明治図書出版)の5月号が発売された。

私が担当している「学級経営」の今月の連載は、「学級目標手作りプロジェクト」について。

学級目標は、だれが作っていますか?
どのように活用していますか?
そのようなことを書かせていただいた。

もしよろしければ、お手にとってご覧ください。

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by hidede0225 | 2018-04-13 08:07 | クラスのいろいろ

初めての世界

昨日は、長期研修の本部役員で、教育庁をはじめとする様々な機関にあいさつ回りをしてきた。
現場でいると、なかなかそういう機関に顔を出す機会がない。

各機関の長の方々に自分の立場を名乗り、名刺交換をした。
その都度、全体の前であいさつを行った。

事前に、担当の先生からそういう場での作法(所作・ふるまい等)を教えていただいてはいたものの、慣れておらず、やはりぎこちなくなってしまった。

こういうことは、これまで全くと言っていいほどしたことがなかった。
これも、きっとこれからに生きてくる貴重な経験。

初めての世界を垣間見た一日であった。


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by hidede0225 | 2018-04-12 08:08 | 自分のいろいろ

昨日の記事の続き。

教授が次のように語った。

「『話す・聞く』領域で研究授業をして、うまくいくと、『学級経営がいいからね』となる。
そして、うまくいかなかったら、『学級経営がよくないからね…』となる。
すなわち、『話す・聞く』の授業は、学級経営がしっかりしていないとできないという論理がある。
しかし、そうやって学級経営を前提に考えるのならば、国語の授業はいらない。
反対に、国語の授業を通して、学級が変わるほどの授業をしてほしい。」

まさに、「授業づくりは学級づくり」。
学級が変わるほどの国語の授業。

教授の思いが心に響いた。


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by hidede0225 | 2018-04-11 08:06 | 国語のいろいろ